コース説明
浅草の北は、かつて隅田川の氾濫原に広がる湿地だった。江戸幕府は元和6年(1621年)、待乳山を崩した土で今戸から三ノ輪へ向かう日本堤を築き、その北側には排水路の山谷堀が通された。日本堤は吉原へ通う「土手八丁」として賑わったが、1927年に取り崩され、今は土手通りに名を残す。対岸の向島では、八代将軍吉宗のはからいで隅田川の堤に桜が植えられ、「墨堤」は花見の名所となった。墨田区の区名もこの墨堤に由来する。明治43年(1910年)の大水害では隅田堤が決壊して向島一帯が水没し、戦後は伊勢湾台風を教訓に昭和30年代から高潮対策の防潮堤、いわゆるカミソリ堤防が整備された。人と川を隔てたその堤防に対し、昭和55年からは水辺に近づける緩傾斜堤防と親水テラスの整備が進められている。吾妻橋を出発し、隅田公園で現代の堤防を見たら、山谷堀公園と待乳山聖天で江戸の日本堤をたどり、桜橋を渡って墨堤沿いの長命寺でゴール。
こんな人におすすめ
- 寺・川沿い・公園が好きな人
- 散歩に慣れていない人・気軽に歩きたい人
- 午前・午後に出かけたい人
注意点
桜の季節は隅田公園・桜橋が大変混雑する。待乳山聖天は開門時間内に参拝する。